戌の日
赤ちゃんができてから最初に行う本格的なイベントであろう戌の日。
戌の日という言葉が正しいかどうかは分からないけれど、安定期に入った5ヶ月に入ったころの戌の日に安産祈願をすること。
戌の日という言葉も知らなかったのだけれど、暦で戌の日というのが毎月毎月存在していたのだ。
その日に妊婦が安産祈願に来てご祈祷してもらい腹帯をもらう。
それを使ってお腹を支えると安産になるといわれているらしい。
そして犬の日を狙って多くの妊婦さんとその家族が集結する。
有名な神社では合同でご祈祷され、順々に腹帯をもらうというなんともありがたみにかける結果になってしまうらしい。
そう友人から聞いていた私は、戌の日を避け、
歴史はあるけれどそう有名ではないお寺を選んでご祈祷してもらった。
すごくよかったのはもちろん私たちだけだし、
とても丁寧にご祈祷してくれた上に、いろいろなお話もしてくれたことだ。
そして1年後無事に赤ちゃんが生まれた際には、次の妊婦さんのために新しい腹帯を返しに来るという事もこのとき初めて知った。
1年後無事に娘が生まれ、3人で腹帯を返しに行くと一緒に娘の成長祈願をしてくれた。
大きな声でのお経や、木魚、りんにもまったく物怖じしなかった娘はそのテンポに乗りまくり、最後にお経が盛り上がるところでは一緒に奇声を上げテンションがあがりまくっていた。
笑いをこらえるのが大変で、しあわせを感じた瞬間だった。
そしてここだけの話ここでもらう腹帯というのはとても使い勝手が悪い。
悪いというか昔ながらのいわゆるさらしで、要は細長い綿100パーセントのただの布である。
トイレに行くたびにその長い布は緩み、巻きなおさないといけないし、いつの間にか胸の当たりまでせりあがっていて、たまっていたりする。
なのでもらってきた当時はうれしくて巻いていたがだんだんと使わなくなり、後半になると実用的な腹帯サポートを使っていた。